やなぎ@稲生座

 

74日の木曜日、稲生座でやなぎさんを聞いてきました。

そのライブで、初めて聞いた新曲が凄かった!!

それは、震災から2年半たった今の被災地で、そこで暮らし、これからもそこで生きていく人たちの声を歌にしたものでした。

やなぎさんは震災後「がんばろう」という曲を作って歌っていました。手のひらに汚れも傷もない人たち、そこらじゅうに溢れている‘がんばろう’という言葉への違和感を歌ったこの曲を聞いた時、ガツンと来ました。高校の教師をしている私の友人が、東北にボランティアに行ったりしている教え子に、是非この曲を聞かせたいといったものでした。でも時が流れ、最近のやなぎさんは、がんばろうの光景すらもうないと感じているようでした。都会の時間と、被災地の時間の流れは全く違っていて、こっちではもう過去のことになりつつあるけど、向こうでは何も始まってすらいないと苛立ちを募らせているようでした。

そして作った歌、たくさんの人の話が淡々と歌われていきます。でも、そこにはそれぞれの痛みがあり、それぞれの希望があり、それぞれのどうしようもない思いがあります。ああそうなんだ、そんなこともあるんだ、辛いね、切ないね、でも前に向かっているんだ、私の中にいろんな思いが浮かんでは消え、いつしか涙がこぼれました。そしてこの曲はこれから始まるんだという強い思いで締めくくられました。曲が終わった時、お客さんが、「ゴメンな、何にもできなくて」とポツリと一言。そこにいた人たちの心に確かに届いた歌の力を感じました。そして今日やなぎさんの歌が聞けたことに心から感謝しました。

こんなふうに、強く心を揺さぶられることは、私にとってはとてもとても大切な体験です。心が動かなければ、何をすることも、何かを創ることもできないのですから。それとともに、自分に何ができるのか、これから何をすべきなのか、もっともっと深く考えなければと思った夜でした。

どうぞ、あなたもやなぎさんのこの歌を聞いてみてください。あなたの中に何が残るのか、体験してみてください。そしてその話ができたら素敵ですね。(佳)

 

炎の雫での やなぎ・ライブ 726日(金)1930~ ¥1500+order

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    Grodzisławowy